こんにちは、ミクです。
今回は、リョウチクとコニファーの関係について。
リョウチク=オーストラリア植物のイメージを持つ人も多いと思いますが、私たちはオーストラリア植物専門の生産者ではないです。昔から何かを専門に植物を生産するというよりも、自分が面白くて興味を持てる植物を作っています。
今回は、久しぶりにコニファーをオンラインショップに追加したので、リョウチクとコニファーがどういう風に関係しているのかをお話ます。
昔生産していた植物って何?
リョウチクは、元々街路樹や公園、施設に使われるような大きな植物(ケヤキやクスノキなど)を販売していました。ちょうどバブルの頃です。
あの頃は日本のいろんな植木屋さんが公共事業や開発に使われる緑化樹を生産していたと思います。
バブルがはじけてから、そういった需要は減ってきました。
そこがリョウチクにとって最初の転機だったと思います。
コニファーの生産を始める
父=社長がバブル後に始めたのが、コニファーの生産。
アメリカから輸入したものを日本で生産したい、という本人の興味というか探究心で始まりました。
アメリカから持ってきた苗を、 日本でそのままうまく育つわけはなく、最初はかなり苦労したようです。
気候も違いますしね。
実は、リョウチクは阿蘇に畑を持っています。阿蘇は朝倉市に比べると夏場の気温が低く湿度もそれほどないので、阿蘇の畑に植えて、大きくしてから朝倉市に持ってきて、朝倉の気候に慣らして販売するというのをしていました。
2000年の頃、事務所近くに作ってたモデルガーデンはこんな感じ。冬はこんな感じです。しっかり積もってました。
今はコニファー生産してるの?
昔ほどではないですが、少し生産してます。
需要があんまりない、というのもあるんですけどレイランディなどは管理が本当に大変で。毎年剪定しないと形が崩れるし、消毒もしないと虫や病気が発生します。下の画像にあるレイランディみたいな状態は、人が手間をかけてできているものなんです。日本の高温多湿の気候ではなかなか大変。
今は生産している品種を絞ってます。
下のは畑にあったアリゾナイトスギ ブルーアイス ペンデュラ。結構昔に植えてたもの。
セドルスもいいですよね。形がすきです。こちらはセドルス アトランティカ オーレア。
プンゲンスもあります。画像はピセア プンゲンス ファットアルバート。葉の色が本当にキレイなんですよ。
数年は夏場の高温多湿にどうやって対処するか方法を考えたり色々試していましたが、ルーツポーチとドライの土で育てるようにしてから、かなり状態が良くなりました。
特にアリゾナイトスギ ブルーアイス ペンデュラは良くなりました!全部をルーツポーチでドライの土で植えてから、調子がいいし葉も蒸れにくくなってます。
コニファーは生産しているところも減っていると聞くし、お客様が買いたいと思っても、なかなか販売店が見つからないと伺ってます。
大量生産はできないけど、できる限り今あるコニファーは生産を続けていこうかなと思います。
今回販売開始したアリゾナイトスギ ブルーアイス ペンデュラ はめちゃくちゃ時間かかりましたが、これが庭にあるとすごく面白いし、いいなと思います。
我が子に写真を見せたら「お化けみたいだね」って言われました。確かに。
値段が値段ですが、これを好きで一生付き合いたいと思ってくれるお客様のところにお届けできたらなと思います!
ちなみに、送料無料対象商品です!