こんにちは、ミクです。
タイトルでいきなりズバッと結論を書いてますが、意外と見逃されがちな原因なので、今回は水切れとはなんなのか、今回書いてみたいと思います。
水切れとは?
そんなのわかるよ!と言われそうですが、改めて水切れとは何かを考えてみたいと思います。
水切れは、植物が生きるのに水が足りてない状態。
植物(ここでは両筑プランツショップで販売している植物、ということにします)は土中にある水分を根から吸収しています。もし土の中に水分が全くない状態だと、何も吸えるものがないのです。
人間で置き換えてみると、喉が渇いているのに何も飲み物がないと、動き気力も無くなるしさらにその状態が進めば、生命の危機になりますよね。
植物にも同じことが言えます。
なぜこんな状態になってしまうのでしょうか?
水が土にしっかりと浸透している?
「自分は水やりちゃんとしました!」「土が湿っていたから大丈夫と思った」
という話を聞くことがあります。
水が足りているか土の表面だけで判断することがあると思いますが、表面だけ濡れても土に行き渡ってないというのは、よくあることなんです。
水やりをした後に、表面の土を避けてみて乾いた部分が残っていたら、水がちゃんと行き渡ってない状態です。
水をしっかりと土に浸透させるには。
水やりの基本は「鉢の下から水が流れ出てくるまで上げる」です。
もし土が乾いた状態なら、鉢の下から水が出てくるまで、少し時間がかかります。
そのときは、一度鉢の下から水が流れるまで上げて、次にまた水が流れるまであげてください。そうすることで、1回目の水やりで浸透できなかった土の部分まで、水を行き渡らせることができます。
それでも心配な時は、受け皿をして水を貯めておくのも一つです。受け皿から水を吸収できるので、夏場は安心です。
もし植物が枯れてしまったり、葉が茶色になって落ちてしまったら?
気づいたら「枯れてる!!」「葉がボロボロになってしまった、、、」「半分くらい葉が茶色になってしまった」という状態になることもあります。
画像のシルバーバンクシア は、出張から戻ってきたら葉がボロボロ落ちて新芽の勢いがなくなってました。水切れさせてしまいました、、、。
ああもうだめだ、、、、と思ってしまいますが、諦めないでもう1〜2週間くらい、水やりを続けてみてください。
なぜそうした方がいいのか?理由があります。
葉が死んでも植物自体は生きていることがある
からです。
葉がだめになると、もう死んでしまったのかな、、、と思いますが、そうじゃない場合があるんです。
植物は自分が危機的な状況になった時、余分なものを切り捨て生き残ろうとします。葉は生きるために必要ですが、落としても後でまた生やすことができます。なので、本当に死ぬかも、、、となった時は一度葉を落として再起にかけます。
例えば、メラレウカの水切れはよくあることなのですが、葉が全部落ちてしまっても、そのあと諦めずに水やりを続ければ、幹から芽が出てくることがあります。他の植物でも、同じようなことができます。
こちらのメラレウカ レボリューションゴールドは、一度上が全部枯れてしまったのですが、水やりを続けて完全に枯れてしまった枝を落としたら、下がボリュームのある状態で再生しました。
他に、ユーカリやバンクシアなど、リグノチューバがある植物は、上の葉が全部枯れたとしてもリグノチューバから新芽を伸ばして、そこから再生できます。
こちらの画像は、ユーカリ アップルボックスのリグノチューバ。何度か上が枯れているので、切った後がありますが、リグノチューバから出た芽が今はしっかりした幹になりました。そして小さいですが新しい枝もリグノチューバから出ています。
植物の生きる力は結構強いし、再生能力も高いです。
ただ、枯れた状態で1週間以上水やりも何もしてない、、、となると、手遅れなことが多いので、気づいたらすぐに水やり!がベスト。
水切れの植物を再生させるには
- 水切れした状態にすぐ気付くこと!
- 気付いたらすぐに水やり。朝夕2回あげ続ける、もしくは朝やるときに受け皿をして水を貯めるようにする。
- 日々の観察が大切。異変に気づいたらすぐに対処すること。
です。早め早めが肝心ですが、うーん、これ再生するだろうか、、、、と判断に迷う時はいつでもご相談ください。
LINEもしくはメールで受け付けています。状態を伺ったり画像を送って頂き、対処方法を案内しますので、お気軽にご連絡ください!