こんにちは、ミクです。
暑いですね、、、。毎日暑いという言葉しか思い浮かびません。
ここまで暑いと、植木鉢の表面温度って何度くらいになるのかな?と疑問に思い、1時間ごとにどれくらい変化があるか知りたくなり、測ってみました。
今回は東小金井の事務所で育てている植物のうち、5種類を選びました。なるだけサイズに違いがないようにしています。写真を撮ったのは11時30分ちょっと前。周囲に影になるものが一切ないので、日中はずっと日があたります。
温度測定に使ったのは、赤外線の温度計です。
これなら表面の温度を測りやすいので今回使ってみました。
測定した日や場所の詳細はこちら。
測定日:2019年8月5日
時間:11時30分から1時間に1回
天気:晴れ 最高気温35度
植物を置いている場所:南側 朝から16時くらいまではずっと日が当たる
11時30分の測定前に一度水やりをしました。
鉢の種類は下記の5種類。
- プラ鉢(黒)
- ルーツポーチ(下に置いている)
- 伝市鉢(茶色)
- 信楽焼(紺色)
- ルーツポーチ(柵に吊下げ green)
では実際にデータを見てみましょう!
温度は1時間に1回、それぞれの鉢の中央あたりを赤外線で測りました。鉢のサイズは大幅に違いがないものにしていますが、信楽焼が一番小さいサイズ(直径15cm)ですね。
温度の推移をグラフにしています。
ちょっと文字が小さくて申し訳ないです、、、。
プラ鉢、伝市鉢、信楽焼の鉢は温度高めです。
驚いたのが伝市鉢が結構表面温度が高い。触っても熱く感じました。
そしてルーツポーチはずっと30度ちょっとで推移します。
吊り下げたルーツポーチは、日当たりが下に置いているものより良いせいか、14時30分にはぐんと温度があがります。それでも上記3つの鉢よりは低いです。
ルーツポーチは鉢自体の通気性が良いので、それで温度が一定に保たれているのだと思います。
最終的に一番温度が高かったのはプラ鉢。通気性が良くないので熱も逃げにくいのだと思います。
最終的に表面温度が高いのは(高い順に並べました)
- 信楽焼
- プラ鉢
- ルーツポーチ(吊下げ)
- 伝市鉢
- ルーツポーチ(下に置いた)
でした。
この順だけ見ると、信楽焼が一番熱くなるのか、、、、と思いますよね。
途中で気づいたのですが、鉢の内側の温度ってどうなんでしょう?
15時30分から、鉢の内側の土壌の表面温度を測ってみました。
表面と内側で違う結果がでて、とても面白いです。
伝市鉢と信楽焼の鉢は、表面温度がかなり高いのですが土壌の表面温度は低いのです。伝市鉢も信楽焼も、鉢に厚みがあります。その厚みが温度を下げる役割をしているのかなと思いました。鉢の表面はとても熱くなっても、鉢の厚みがクッションになって温度が上がらないようになっているのかなと思いました。
ルーツポーチとプラ鉢は表面温度から少し低いくらいでした。ルーツポーチは鉢の表面とそれほど温度差がないですね。鉢も薄いし通気性の良さで気温が中も外も一定になるのかもしれません。
2時間分しかデータがないので、次回1日数回測って変化を把握したいところです。
今回データをとってみてわかったのは
- プラ鉢は鉢穴からしか通気口がないのと、鉢の厚みもないので表面の温度が中に届きやすい。温度も下がりにくい
- 伝市鉢と信楽焼の鉢は表面温度は日中とても高くなるけど、鉢の厚みで土の温度が低めに保たれるのかもしれない。
- ルーツポーチは鉢の表面と土の温度に変わりなし。鉢は薄いけど通気性が良いので温度が上がりにくい。
です。今度は内側の表面温度の推移を測ってみます。
今回の結果だけ見ても真夏の植物にとっても快適な環境を作ってくれることがわかるとおもうので、伝市鉢とルーツポーチをまだ使ったことない方はぜひ使ってみましょう!
伝市鉢が今在庫が少なめですが、近日中に入荷する予定です。
→伝市鉢