植物の簡単な寒さ対策 手軽にできる方法です!
セイラです。
ここ最近は寒さによって植物が傷んだ…というご相談がとても多くなりました。
実際、お客様にこんな対策法がありますよ!という話をしたので今回のブログでは、その対策法をここで少し詳しく書いていきたいと思います。
対策が必要になる植物は?
リョウチクが生産している植物の中で、寒さで葉が痛みやすいものはこちら。
- アクメナ シジギウム全般
- メラレウカ(品種による)
- グレヴィレア(品種による)
- バンクシア(品種による)
品種によって微妙に違うこともあるので、とりあえず植物名だけ書きました。
圃場のある福岡県朝倉市は、福岡県内でも一番寒いです。盆地なのもあると思います。
マイナス5度は当たり前になるし、今回みたいな積雪もあります。ここ10年くらいは積雪する量や回数はだいぶ減りましたが、寒い時はマイナスになります。
耐寒性は品種自体の強さだけでなく、買ってからあまり時間が経ってなくて、新しい場所の環境に慣れていないとか、屋内から屋外に移動して間もないとか、いろんな条件で変化することもあるので、頭の片隅に入れてもらえるといいかなと思います。
対策方法
今回の植物はアクメナを使ってみました。
まず植物を軽く1〜2ヶ所ほどビニール紐でも良いので縛ります。あまりギュッとせずに軽くで大丈夫です。
縛りすぎると、枝が折れてしまいますので気をつけましょう。
次に少しだけ厚手のタオルもしくはバスタオル(植物のサイズに応じてサイズは決めてください)を被せます。
理想としては特に上の方は傷みやすいので上も、すっぽりと隠れるくらいです。古くなったバスタオルがあれば使ってください。ない時は、麻布とかホームセンターなどで売っている農業用の虫除け不織布でもいいかなと思います。とりあえず、手近にあるものだとバスタオルがお勧めです。
この時も、タオルで巻いた後に紐で縛ってください。
最後に厚手のビニール袋を被せます。ビニール袋の下の方は、軽く縛ってください。そうしないと風で飛んでいってしまうので。
私は朝倉市のゴミ袋が厚手なので、それを使用しました。
破れにくいのと、寒さを通さないようにするために厚手をオススメします。
これで全く傷まなかったという場合や、少し傷んだ場合などあると思いますが、要は葉っぱが傷んでも植物本体がダメージなく枯れなければ大丈夫です。
もうそんなに寒くないか?という時は外してください。
これはあくまで簡易措置なので、ずっと続けているとビニール袋が破れてしまいますので、、、。
もし、本格的に寒さ対策をするなら、冬囲がお勧めです。
ちなみに、昔のブログで冬囲について書いていたものがあります。
本格的にやるとなると、造園屋さんに依頼した方が良いですが、自分で資材を揃えてやってみたい方は、こちらのサイトも参考になるかなと思います。
→ 庭木の冬囲い
寒さで枯れてしまった?と心配になったら、、、、
全体的に傷んでしまい、これって大丈夫?これって生きてるの?と心配な時は削ってみてください。例としてメラレウカを使っています。
まずは、上の方から削ってみてどこまでが生きていて枯れているのか確認!
生きていれば画像のように黄緑色で水っぽい感じです。
葉は枯れて変色したりチリチリになっていても、植物本体は生きているという確認ができます。
ちなみに、画像のハサミはこちらです。
大きすぎて扱いにくいかな、、、という方にはこちらもあります。
削る際には、深く削りすぎないように注意しましょう。ナイフでもできますが、ザクっと深く削らないように、、、。
霜が強く降りた時も、意外とダメージが大きいです。予報を見て心配な時は、簡単にできるこちらの方法をお勧めします!
購入後の植物が、寒さに耐えられているかどうか心配な時は、LINEやチャットで相談を。
なんだかんだで3月上旬までは気温がグンと下がることもあるので、気をつけましょう!