こんにちは、両筑プランツショップ 生産管理のセイラです。

 

ここ最近ずっと同じ質問が続いているので、今回は葉っぱの黄色について話したいと思います。

 

「葉っぱが黄色になって落ちているんですけど、具合が悪いのか自分の管理が悪いのかわかりません!」という質問がとても多いです。

黄色とは言っても、私たちの場合は植物全体が黄色になっていると「やばいぞっ!」となりますが、一部なら大丈夫、そのくらいなら通常あることなのです。

まずは、大丈夫な黄色とはどんなものなのか説明したいと思います。

 

問題なしの黄色い葉

画像はバンクシア アエムラ。

下の方に黄色に変色した葉があります。これは心配する必要はありません。古葉として落ちるので黄色に変色しているんです。そして黄色から茶色に変わって葉が落ちます。

 

こちらはコースト バンクシアです。下ではなく、上の方に黄色の葉っぱがありますが、こちらも一部なので問題ないです。これも不要な葉を落とすため、葉色が変わってます。

そしてメラレウカ  センテッドペーパーバーク。これ大丈夫?と思われる方がいるかと思いますが、セーフです。

今の時期ですと暑さや蒸れなどで、葉の色が変色することがあります。変色した葉はこのまま落ちてしまいます。

でも、芽先の当たりなどは緑色で変色はしていないので、一時的な暑さと湿度による傷みと考えられて良いでしょう。

 

ラレウカ  プリクリペーパーバークは先程のセンテッドよりも黄色になっている部分は多いですよね?

今は安定してきて新芽は緑が増えましたが、以前は全体が薄黄色になっていました。梅雨時期の湿度により影響かなと思いますが、一時的な症状なので問題ないです。

 

問題ありの黄色い葉

 

これが一番良くない黄色です!

先程と違い全体的に葉っぱが黄色ですよね?

この場合、水が多いことでの根腐れの可能性や、コガネムシなどの幼虫が根を食べている可能性が考えられます。

右側の健康なバースデイキャンドルと比較してもらっても、色の違いが明らかです。

このような状態になっている時に、通常通りの水やりをしていると、根腐れが進行していくので、一旦毎日の水やりを止めて、土が完全に乾いてから水やりをする方が良いでしょう。

復活するまでには、かなりの時間がかかりますので、このようになってしまった場合、辛抱強く回復まで管理をしていきましょう。必ず復活はできますので!

 

番外編

こちらもよくある質問ですが、枝の枯れが目立つようになった時。

この場合、剪定は必要ですか?と質問されることが多いのですが

枝の様子を見てから後々、剪定する方が良いです。

なぜかというと、いくら葉っぱが落ちたからと言っても、一時的なもので枝自体が茶色になり枯れ枝にならない限りはまた復活して新芽がでてくることがあります。

なので、枝が干からびてしまった感じでなければ、切っておくとまた新芽が伸びてきます。

その判断はすぐにするのではなく、しばらく様子を見てからの方が良いので、すぐには切らずにそのまま観察してください。

 

最後に、アカシアでよく見られる一部分が茶色に変化するこの現象。これも私は気にしません。

暑かったり湿度が高い時、よくあります。葉が落ちてしまっても、そのまま様子を見ています。気温が落ち着いてきた頃に、また新芽が伸びてきますので、、、。

植物は生き物ですし、自身の力で回復する力があれば多少何か起きたとしてもあまり大袈裟になる必要はないと思います。

まずはじっくり観察をして、その状況からどのように変化をするのか見て、これは大丈夫!とか、これは良くないかもしれない…と判断された方が良いと思います。

初めて植物を育てる方にとっても、そうでない方でも不安になることはあると思いますが、植物と向き合うことから始めていきましょう!

そして、焦りは禁物です。樹木を育てることは、すぐに結果が出ることもあればそうでないこともあります。

日々の観察と時間をかけて育てていく楽しみ、どちらも大事にしてください。

 

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