斑入り植物の先祖返り
こんにちは、ミクです。
春になって、新芽の伸びが盛んな時期になりました。
リョウチクで買った植物、調子はいかがですか?
どんどん伸びてくる新芽ですが、斑入り植物を観察していると、ちょっと気になるところがあると思います。
みなさん「先祖返り」ってご存知ですか?
辞書で調べてみると
「親に現れていない、先祖(特に祖父母)の遺伝上の特徴が、子に現れること。」
と書いてありました。
実はこれ、斑入り植物ではよくみられる現象なのです。
今回は実際の植物を例にして、対処方法も教えたいと思います。
斑入り植物は、元々は緑色の葉の植物から発生してます。
発生のメカニズムは、詳しくはこちらのサイトをご覧ください!
斑入り植物の先祖返りというのは、緑色の葉が出てくることです。
ここで一つ実例を。
私が育てている、斑入りのメトロシデロス(昔は生産してましたが、今は作ってないです)。
今月に入ってから、新芽がどんどん開いてきましたが、、、通常は黄色もしくはクリーム色の斑が、葉の淵に現れるのですが、緑色の葉が出てきてます。
実際に見てもらうと、、、
斑入りの葉の中に、緑色の葉が混じってますね。
これをそのまま残しておくとどうなるのか。
植物の健康に問題があるわけではなく、遺伝的要素でどうしても緑色の葉が出てきてしまうので、残しておいても植物が枯れるわけではありません。
ただ、緑色の葉を残しておくと、斑が入っている葉よりも生長が旺盛なので、斑が入った葉があまり生長せず、緑色のところだけどんどん伸びて、いつの間にか全体的に緑色に、、、という事があります。
なので今の時期に緑色の葉は切ってしまいましょう!
緑色の葉になっているところにハサミを入れて
切ります!こうしておけば、隣の斑入り葉がメキメキ生長します。
他にも数カ所ある場合は、同じように緑色の葉が出ているところだけ剪定しましょう。
緑色を残しておくと、斑入りの葉が全部消えてしまうこともありますよ!
今回はメトロシデロスで紹介しましたが、斑入り植物は先祖返りがどうしても起きてしまうので、今新芽を観察して、緑色の葉が出ているかどうかチェックしてください。
「これ切ってもいいの?」「どれくらいまで剪定していいの?」と迷う時は両筑プランツショップへ相談を(他社生産の植物につきましては、相談を受けられませんのでご了承ください)。
メールでの相談→メール