Banksia

こんにちは、ミクです。

植物を園芸店やガーデンセンター、ホームセンターなどで買うとき、プラスチックの植木鉢に入っていることが主だと思います。

プラ鉢以外に入っていることが少ないと思います。

今回は、なぜリョウチクが植木鉢をプラスチック以外に切り替えているのかと、プラ鉢以外で育てると、植物にどんな影響がるのかをお話しします。

 

プラスチックの植木鉢の功罪

植物を育てようと思って、お店の植木鉢コーナーに行くと、当たり前のようにプラスチックの鉢が並んでいると思います。小さいサイズから大きなサイズまで、何でもあります。

そもそも、買った植物がプラ鉢入りってことが多いですからね、、、。

プラスチックの鉢は、植物生産の資材としても、当たり前に流通しています。

プラ鉢のメリットは、、、

  • 手に入れやすい
  • 単価が低い
  • サイズのバラエティがある

というのがあります。

植物を生産して販売する上で、以上の条件は結構大事じゃないかと思います。

ただ、デメリットがあります。

  • 通気性が悪い
  • 気温が高い時期は、鉢の中の温度が上がってしまう
  • 根が鉢の底で回ってしまい、健康的な根が作れない
  • 廃棄にお金がかかる
  • 保管に場所を取る

以上のデメリットは、目を瞑ればどうにかなることだけど、5年前から私たちは「これって植物にも生産者にも、環境にもどうなの?」と思うようになりました。

上にあげているメリットよりも、デメリットの方がこれから先を考えると、自分たちにとって大きなデメリットになるのではないか?と思いました。

 

現在使っている、プラスチックじゃない植木鉢

生産で使える、プラスチック以外の植木鉢で最初に使ったのは

ルーツポーチ。

プラ鉢で育ててイマイチだった、バンクシアとグレヴィレアからルーツポーチで育て始めました。

最初はある程度サイズが大きめのもので試して、それから種まきや挿木をした苗を小さめサイズのルーツポーチで育てるのもスタートして、今では畑から掘り上げた大きいサイズの植物も、ルーツポーチで育てています。

ルーツポーチは

  • 通気性と排水性が抜群に良い
  • 生分解性のルーツポーチは鉢のまま土に植えられる
  • 不要なルーツポーチは燃えるゴミにも出せる
  • 折り畳んで保管できるので、場所を取らない

というのが大きいメリットですね。ルーツポーチのお陰で、グレヴィレアバンクシア類の育ちは抜群によくなりました。本当に。

デメリットは

  • 苔が生えたり、黒ずんだりする
  • 耐久性はあまりないので、2−3年で破れたりすることも

という感じです。布製なので、黒ずみや苔はどうしようもないかな、、、と思ってます。鉢をずっとキレイに保ちたい!という人には向かないかもしれないです。

両筑プランツショップではルーツポーチをいろんなサイズで販売しています。興味ある方はぜひこちらをご覧ください。

ルーツポーチ

ルーツポーチだと、単価が高めで生産資材としては大量に使えないのもあるので、ルーツポーチ以外でも使っているものがあります。

1つは、エコノミーポット

エコノミーポットは不織布のポットなのですが、ルーツポーチとの違いは、布の厚みです。

ルーツポーチに比べると、かなりペラっとしてます。

その代わり、ルーツポーチよりも通気性と排水性は良いんです。冬でも乾燥した日が続くと、しっかりと土が乾きます。

ただ、ぺらっとしているので1−2年使っていると鉢が破れやすくなるのと、生分解性ではないので植え替えの時は、鉢を外す必要があります。燃えるゴミで捨てられるのはいいんですけどね。

そしてもう1つは、麻布でできた鉢

鉢を使って植物を生産する以前は。全て畑に植えていました。出荷前に掘り上げて、根鉢の部分を麻布で巻いていました。

その麻布で作られた植木鉢があります。

これも、通気性と排水性は抜群に良いです!湿度に弱い植物なら麻の植木鉢が一番おすすめです。そして、鉢をつけたまま植えることができるのも、楽でいいです。

ただ、難点は表面の黒ずみが結構早いのと、ホチキスで止めているだけなので、穴ができて土が流れやすいところです。ずっときれいな鉢のままが良い!という方にはお勧めできないかな、、、と思います。

布製の鉢全般に言えるんですけど、プラスチックに比べると表面の黒ずみとか苔はどうしても生えやすいです。それを味と思う人もいらっしゃるので、その辺りは個人の感覚とか考え方になるのかなと思います。

以上、リョウチクで使っているプラ鉢以外の植木鉢をあげました。

今はまだまだプラスチックが主流ですが、それもいつかは終わりがくると思っています。プラスチックの原料になる原油は限りあるものなので、原油をあてにした資材はいつかなくなると思います。

私たちはプラスチック全てを否定するつもりはありませんが、手軽さ優先よりも植物にとっていい環境を作ってくれるものを取り入れたいので、切り替えを勧めています。

まだまだ種類は少ないですが、これから植木鉢を選ぶときに、プラスチックだけじゃなくて布製の鉢も選択肢に入れてもらえたらと思います。

両筑プランツショップで販売している植物は、購入時に一緒に鉢を買うと無料で植え替えるサービスもやってます。鉢選びに迷う時は、チャットやLINEでぜひ相談を!

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