グレヴィレアやバンクシアなどなど、なぜ新品種をどんどん作らないのか?
こんにちは、ミクです。
一応、スタッフ日記というカテゴリがあるので、植物の育て方以外のことも書いていこうと思います。
自分たちの考え方や思いを発信したり、たまには植物とあまり関係のないこともあると思いますが、よろしくお願いします!
以前から、業者さんにもお客様にも「〇〇とか作ってないですか?」とか「〇〇を作る予定はないですか?」と聞かれることがあります。
リョウチクは、おそらく他の生産者さんよりも新品種を出すペースがかなり遅いです。
とある方には「新品種を出すペースが遅い」と言われたことがあります。
そりゃ、新しいものがバンバン出てくる方が私たちもお店も売りやすいですよね。
「レア品種!!」とか「珍しいです!」とかキャッチコピーをつけやすいし。
でもリョウチクがそうしないのは、理由があるんです。
今お店に行くと、昔よりもオーストラリア植物の種類が増えました。
特にグレヴィレアバンクシアは以前よりも増えてます。プロテアとかリューカも増えましたしね。
生産者も増えたからでしょう。
ただいつも思うのは、これを買った時にお客様は育て方を相談できるのかな?ということ。
お店はちゃんと説明できるのか?
生産者が相談の乗っているのか?
そういうのは別に必要ない、という人もいると思うけれど、オーストラリア植物の育て方に関する本は日本にないので、どうしても調べたかったら、オーストラリアのサイトを見るか本を取り寄せるか。
目新しい品種が出れば、買う人がいるのは当たり前だけど、売ることが目的になりすぎて、そのあとはどうでもよくなっているのかなと思ってしまいます。
私たちはいろんな品種を30年くらい生産しているけど、今でもメラレウカ スノーインサマーのことを知らない人はいるし、育て方についてもまだわかってない人の方が多いです。
そんな中で、新品種をずっと繰り出し続けるのは、エンドユーザーのためには結局ならないのでは?と思ってます。
リョウチクが大事にしたいのは、植物を迎えてから、植物と共に過ごす時間が楽しくなること。
そのためには購入後のサポートだ大事だし、アドバイスを続けていける仕組みや体制を持つことだと思っています。
新しい品種を作らないわけではないけれど、繁殖してから年月をかけて植物の性質を観察したり、剪定や水やりの管理方法を自分たちで把握してから販売となるので、長いと5年くらいはみています。
おそらく、マニアや趣味家の方にはつまらない生産者だと思います。すみません。
それでも自分たちはいいと思っています。
品種を作ることよりも、植物のその後が育てている人も植物も幸せになれるようなサポート体制作りをする方に、力を注ぎたいです。
なので、レア物や珍しいものを期待している方には、つまらない生産者だと思います。そういうものがたくさん出てこないので。期待に応えられず申し訳ないです。
今はLINEやチャット、メールで相談を受けていますが、今よりももっとスムーズにやりとりができる方法を作れないかなと考えています。
植物は買った後どうしたら良いかわからず、枯らしてしまい、、という悩みを聞いてきたからこそ、困ることよりも楽しく思えることを増やせるお手伝いをしたいです。
リョウチクで植物を買った方は、LINEやチャットで相談しないと勿体無いですよ!ぜひフル活用してください。
リョウチク以外の植物は、相談を受けていませんが、まずは購入したお店に相談してみてください。
お店の方もサポートすることを大事にしている人がいると思いますし、わからない時は生産者につなげてくれるかもしれません。
それと、最近は生産者もSNSをしている人が多いので、Instagramやウェブサイトがわかれば、コンタクトをとってみるのもおすすめですよ。
長くなりました!今日はここまでです。