両筑プランツショップです。

植物の相談で、虫について質問や問い合わせがあります。

虫が絶対に付かないようにするには、、、、ということも言われたりしてますが、それは無理です！

常に農薬を撒いていたらつかないかもしれませんが、それってどうなんでしょう？植物にとって負担はあるし、何よりも周囲の環境に悪影響を与えてしまうかもしれません。

植物がある限り、虫はどうしてもついてしまうので、虫がつきにく環境を作るのも大事だし、虫の頃を理解して、どういう環境が好きなのか、何を食べて生きているのかを理解した方が、植物を育てる上でプラスになると思います。

先日、ブログでテッポウムシについて書きました。

→ テッポウムシとカミキリムシの対処など。植物には厄介な存在です。

カミキリムシっていろんな種類があるけど、日本にはどれくらいいるんだろう？と疑問に思ったので、早速本を買いました。そして、イモムシも植物にはよくつくので、本を見つけて買ってみました。

その本はこちらです。

「新カミキリムシハンドブック」と「イモムシハンドブック」 

です。

どちらもハンドブックと言われるくらいなので、薄くて持ち歩きしやすいサイズです。

本自体は薄いけれど、画像や説明はちゃんとあるので、いざという時に確認がしやすいのと、どういう植物に発生するのかも書いてあります。

「新カミキリムシハンドブック」は、樹木だけでなく草花や枯れて倒れた樹木に寄って来るものなど、それぞれの食料別にカテゴリ分けがされていました。家の庭に該当する植物があるかどうか、調べやすいと思いました。

私は虫がそんなに苦手ではないので、カミキリムシの写真を見ていると、カラフルで色鮮やかなものがたくさんいて、これ見つけると楽しいよな、、、と思ったりもしました。樹木に穴開けられたりするかもしれないんですけどね！

山歩きや緑道を歩くとき、これを持ってると発見した時に名前が見つけやすくていいなとも、思いました。

「イモムシハンドブック」  は、イモムシメインです。その名の通り、イモムシの生態から各種類別の画像と、蝶や蛾になったときの画像まで、細かく説明をしています。

イモムシは見た目が苦手な方が多いかなとは思いますが、、、植物を育てていると、高頻度で見かけると思います。自分で育ててみると面白いものもあったりして（その代わり食料になる植物は丸裸になることもありますが、、、）、ちょっとした参考にするにはいい本です。

見た目が苦手でなければ、1冊あると植物についているイモムシが将来どんな風になるのかわかって面白いですよ！

中も少し見せたらいいのかなと思ったのですが、苦手な方もいると思いますので、興味ある方は本屋さんでチェックしてみてください。

植物と虫は、お互いが切っても切れないものです。

虫がいることで受粉がうまくいって、花を咲かせて実をつける植物もいますし、虫にとっては大事な食料になる植物もいます。

両筑プランツショップは植物を生産する上で、以前は殺虫剤や消毒を春から夏は頻繁にしていましたが、今は必要最低限にしています。代わりに無農薬への道のような忌避剤を使っています。

忌避剤には虫を殺す効果はないです。虫に「ここに来たら君の嫌な何かがあるよ」という雰囲気を匂わせて近寄らせないものです。

なので、たまーに来てしまいます。

虫が来るのを０にしようと思えば、殺虫剤を常にまけば来ないかもしれないです。

ただ、殺虫剤は虫を殺すほどの力があるので、それが虫以外に影響を与えないとは考えにくいです。

植物を購入するときの相談で「虫が付かないものがいい」と言われることがありますが、その時は「そんな植物ないです」と正直に伝えています。植物を食べちゃったりするものから、なんの影響もないもの、むしろ良い効果をもたらすものまで、虫は多種多様です。

どうしても虫が苦手という場合は、言い方は酷いかもしれませんが造花や人工の観葉植物の方がいいと思います、、、。

虫を好きになれ！！とは言いませんが、しょうがないものと思って、うまく付き合っていく方法を探る方が、植物を育てていく上で精神的な負担が少なくなるし、思いも寄らない楽しみが見つかるかもしれませんよ！

ちなみに、今回紹介した本を作っている出版社さんはこちら。

→ 文一総合出版

生物や植物に関する本を出版していて、本屋さんでこの出版社から出ている図鑑やハンドブックがいろいろありました。

１つのテーマに対する掘り下げが深い本が多くて、他にも色々あるので、ぜひチェックしてみましょう！

今回紹介した本は、両筑プランツショップでは販売してませんが、ネットの書店だったり本屋さんで取り寄せだったり、手に入れる方法は色々あるので、興味ある方はぜひ読んでみてください。