こんにちは、両筑プランツショップです。

春になると植物が生長し始めて、植物を育てるのが楽しくなる時期ですが、同時に害虫もどんどん発生します、、、。

植物と虫は切っても切れないものなので、発生してしまうのはどうしようもないのですが、植物にちょっとしたダメージだけでは済まない虫もいます。

今回取り上げる「テッポウムシ」と「カミキリムシ」は植物とっては厄介な存在だと言えます!

先日お客様からも相談があったので、今回は「テッポウムシ」と「カミキリムシ」の被害と対処法についてです。

 

*「テッポウムシ」と「カミキリムシ」ってなに?

みなさん、「テッポウムシ」と「カミキリムシ」がどんなものかわかりますか?

「テッポウムシ」は「カミキリムシ」の幼虫です。

なんでそんな名前なのか気になりますよね。調べてみたところ、「幼虫が入ると、鉄砲で穴を開けたあとのように見える」からだそうです。幼虫が樹木に入った時、穴が開くところが鉄砲で撃たれたように見えるんでしょうね。

テッポウムシが入ると、穴の近くに細かい木屑が落ちています。

幼虫が樹皮を食って内部に入っていくので、木屑はテッポウムシが入っているサインになります。

気付いた時には樹木の中に入っていることが多いので、なかなか実物を見ることはないのですが、本から拝借したイラストではこんな感じ。

 

そして、テッポウムシが成虫になるとカミキリムシになります。

カミキリムシは都会でも田舎でも、割とどこにでもいます。6月くらいから樹木についているのを見かけますが、見た目がかっこいい!と我が子には人気でした。動きは鈍いので手で捕まえるのも簡単ですけど、捕まえると結構大きなギーギー」と鳴き声を出してました。

カミキリムシを放置しておくと、新しく伸びた枝や葉を食べたり、樹皮をかじって内部に卵を生みつけられることもあります。

 

*「テッポウムシ」と「カミキリムシ」の被害にあったら、、、

 

どちらも早期発見が大事です!

「テッポウムシ」は木屑が樹木の根元あたりに落ちていたら、内部に入っています。おそらく、入る前に発見できる人はそうそういないのではないかと、、、。

アカゲラなどの鳥は気付いてない穴を開けて食べてくれることもあるそうですが、人間の場合は入った後で気付くことが多いと思います。

入ってしまったら、できるだけ早く幼虫を駆除するしかありません。

放置しておくと、内部を食い荒らして成虫になってしまいます。

テッポウムシを駆除する方法は

 

1 針金を中に通して殺す。

針金を穴に入れて、中にどんどん通していけば幼虫に刺さって死にます。

家に針金があれば、穴に差し込んで伸ばすだけなので、シンプルな方法だと言えます。

本当にこれで大丈夫なのかな、、、と心配になる人がいると思います。

2 殺虫剤を使う

確実に駆除しておきたい、農薬を使ってでも!という方には殺虫剤がおすすめ。両筑プランツショップでも、テッポウムシが入ってしまったら農薬を使ってます。確実に駆除しておきたいので。

使っているものは

スプレーを穴に差し込んで、シュッと吹き込むだけでOK。幼虫は逃げ場がないのでこれをやれば確実です。

本当は農薬は嫌なんですけど、植物を生産する以上確実に駆除しないといけないので、使ってます。

なので、農薬は絶対に避けたい!という方は針金で駆除がおすすめです。

 

カミキリムシの駆除は、、?

成虫は簡単に見つけられるし、手で捕まえるのも楽です。なんせ逃げるのが遅いので。

リョウチクでは見つけ次第すぐにハサミで切ってます。それが確実です。ギーギー鳴かれているのにハサミで体を切るのは結構「うう、、、」となってしまいますが、心を鬼にしてやってます。

このハサミだと刃が大きいので切りやすいです。

 

穴はどうしたらいい?

あいてしまった穴は、自然に塞がることはないです。そのままにしておくと、そこから別の虫が新入したり、病気を引き起こす菌が入ってしまうこともあるので、必ず埋めましょう。

埋めるときは両筑プランツショップで販売しているトップジンを使ってもいいし

カルスメイトという殺菌剤の入ってないペーストを使うのもおすすめです。

 

どちらも剪定の時に使うことがあるので、1本持っているといざという時安心かもしれないです。

 

ちなみに、テッポウムシ専用のものもあります。これはまだ使ったことないですが、専用というくらいなので効果あるんだろうなと思います。

 

*「テッポウムシ」と「カミキリムシ」を近寄らせないためには。

駆除したとしても、またやってきます。何も対策をたてなければ、どうしても来てしまうんです。

「テッポウムシ」と「カミキリムシ」は樹勢が落ちてきている樹木を狙ってやってくると言われてますが、私たちのような生産している圃場では幹がある程度太ければ関係なしにやってきてるような気がします、、、、。

毎年悩まされるよりは、早めに対策をしておいて、なるだけ近寄り難い環境を作る方が良いと思います。

対策としては

1 カミキリムシの苦手なお酢系の匂いを利用する。

木酢液などの酸味のある匂いが苦手、と言われているので、春から秋頃にかけて樹木の周囲に散布しておくのも1つだと思います。リョウチクで販売している、「無農薬への道」や「木酢液」を水に希釈して、こまめにまいておくのも効果的かもしれないです。

 

どちらも匂いが強力なので、こまめに散布しておけばカミキリムシが近寄ってきて卵を産むのも防げるかもしれないです。

2 物理的な保護をしておく

テッポウムシが侵入しそうな樹木に、予め膜を張っておいて防ぐという方法があります。

こちらと

こちらがフィルムを樹皮の表面に貼って侵入を防ぎます。ハケで塗るだけでできるので、結構簡単だと思います。リョウチクではまだやってみたことはないのですが、カミキリムシがたくさん発生してきたら試しにやってみようかと思います。

ガットサイドSはテッポウムシ被害が多いいちじくの幹に塗って、かなり効果があったという話も聞いたので、試してみるのもいいなと思いました。

ちなみに、テッポウムシが幹に侵入した時何かしらのサインがあります。

それに早く気付くためにも、参考になるものがあればベストです。

今回のブログを書くときに参考にした本は

これと

これです。テッポウムシとカミキリムシの画像はこの本から借りました。

本が1冊あれば早期発見と対処ができるので、1冊持っておくのがおすすめです。

 

終わりに

カミキリムシはどこにでもいるし、気づかない間に卵を生まれて、来年になると卵からテッポウムシが出てきて、樹木に侵入してきて、、、と一連のサイクルがあるので、どこかでそのサイクルを中断させれば、発生が抑えられると思います。

害虫は

できる限りの予防をしておき、発生したら早めに対処

が大事です。

日頃の何気ない観察で気付くこともあると思います。気付いたら即対処しましょう!

 

両筑プランツショップで購入した植物で、似たような感じの状態になっているけど、確信が持てない、、、という方はご相談ください。両筑プランツショップが生産してない植物については相談を受けていませんので、ご了承ください

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