こんにちは、両筑プランツショップです。
「水切れしちゃって葉色が悪くなったり、茶色でカサカサになったから剪定した方がいいですか?」
これ、良く聞かれます。本当に多いです。
本当のところ、どうかというと、、、
だめです!!
本当に多いんです。この質問。
自己判断で剪定して、しばらくしてから
「全く芽が出てこないんですけど、、、」
と言われることもあります。
なぜ葉色が悪くなったり全部の葉が茶色になった植物の剪定をしたらダメなのかというと、、、
1 弱った植物にさらに追い打ちをかける
葉色が悪くなってる、もしくは茶色になってしまった植物は弱ってます。
もうボロボロです。元気な時の状態からは程遠いんです。
そんな状態の時に剪定をしたら、ダブルパンチでダメージを与えます。
葉色が悪くなっても、本体がまだ生きていれば新芽を伸ばしてくれます。
そのためには、持っている力をフルに出して回復する必要があります。そのために水を十分にあげて、肥料をあげて、湖の恵や発根力のような活力液をあげます。
新芽を伸ばすには植物にも十分な力が必要です。
葉色が悪くなって弱っている植物には水と養分をあたえるしかありません。
そこで追い打ちをかけて剪定してしまえば、回復にさらに力が必要になります。
人間で例えると、病気してて体力がないのに、家事したり働いたりすると余計に調子悪くなりますよね?
寝て養分をとって体力をつけるのが先ですよね?
植物だって同じです。弱っていたらまずは回復。剪定して枝を落とせばそこから新芽も伸ばさないといけなくなるし、余計に体力を使います。
まずは水プラス養分で植物の回復をするのが先です。剪定はしないでください!
2 まだ生きている枝を落としてしまうことがある。
葉色がわるくなったり、茶色になるともうその枝は枯れたのかな?と思うかもしれません。
じつはダメじゃないんです。
水やりプラス養分でしばらく様子を見ていると、その枝から新芽が伸びてきます。
春から夏の気温が高い時期なら1-2ヶ月で新芽が伸びてくることもあります。
だから即剪定はダメなんです。
例としてコガネムシの幼虫に根を食べられたヒースバンクシアの画像をお見せします。
根がコガネムシの幼虫にしっかり食べられて、弱ったヒースバンクシア。
植物を押すとグラグラ揺れる状態だったのですが、去年秋から水やりと肥料と活力液をあげ続けてきました。
そして今年の春、新芽が伸びてきました。
所々葉がない枝があります。これは途中で葉落ちしてしまった枝で、最終的には新芽が出てきませんでした。
ただ、ここまではっきりと新芽が伸びた枝と出てこなかった枝がわかると、剪定しやすくなります。
下の画像を見てもらうと
一見もうダメかな?と思える枝でも新芽が伸びてきます。
赤丸で囲っているところ以外は枯れてしまったいるけど、新芽が伸びてきたところがあるので、伸びてこなかったところは剪定しておけば新芽がのびてきたところが元気に育ってきます。
別の場所の枝も、新芽が伸びてきたところと伸びてこなかったところがあります。
こうやってはっきり違いがわかれば、伸びてこなかった枝を剪定しておけば、あとは新芽が伸びてきたところに栄養が集中して届くようになります。
春から夏の間に新芽が伸びてくるので、この間に切っておきましょう!
そしてあとは肥料と活力液を忘れずにあげてくださいね。
植物が新芽を伸ばす力になります。
去年の10月に調子が悪く瀕死状態だったけど、ここまで回復してきました。
今に至るまで毎月の肥料と活力液(湖の恵)も欠かさずにあげた成果です。
葉色が悪くなったり葉が全部茶色になると、とても不安になってしまいますが、まずは水やり、剪定は新芽が伸びてから!と覚えてください。
時間はかかるけど、ちゃんと手をかけてあげれば回復しますよ。