こんにちは、両筑プランツショップです。
毎日暑いですね、、、畑のある福岡県朝倉市は梅雨明けからほぼ毎日35度前後です、、、。
さて今回は、タイトルにある
「バンクシアは日本の夏でも育つの?」
です。
わざわざこんなタイトルにするってことは、夏によく質問されるから。
両筑プランツショップはバンクシアを生産して30年くらいの経験があります。
今回のブログでは、これまでの生産経験をベースにして、なぜバンクシアが日本の夏でも問題なく育つのかお話したいと思います。
お話の前に一つ注意点があります。
本ブログは両筑プランツショップが生産している品種のバンクシアを前提にしています。
私たちが生産していない品種のバンクシアについては、今回のブログでは対象にしていませんので、その点理解して頂いた上で読んでください。
両筑プランツショップが生産しているバンクシアは何?
両筑プランツショップが生産しているバンクシアはこちら。
- コーストバンクシア
- コーストバンクシア セイラ
- コーストバンクシア プロストラータ
- コーストバンクシア 両筑(斑入り)
- ヒースバンクシア
- スワンプバンクシア
- バンクシア アエムラ
- シルバーバンクシア
- ヘアピンバンクシア
- バンクシア バースデイキャンドル
以上です!
おそらく、世間では色々な品種が出回っていると思いますが、それと比べるとかなり少ない方だと思います。
このなかで
- コーストバンクシア セイラ
- コーストバンクシア 両筑(斑入り)
以上2品種は両筑プランツショップオリジナル品種なので、オーストラリアにはありません。
なぜ種類を絞っているのか?
紹介した品種は8つ。
種類を絞って生産しているのは、理由があります。
8品種に共通するのは、、
オーストラリア東海岸エリアに自生しているバンクシア
なのです。
オーストラリア東海岸エリアは日本でもよく知られる
- ブリスベン
- シドニー
- メルボルン
のあるエリアです。
このエリアに共通しているのは
日本と気候が似ている
ところなんです。
オーストラリア=砂漠
と思い浮かべる方が多いです、実際。
オーストラリアに砂漠はあります。でもそれは中央部なんです。ウルルとその周辺のイメージが強いのかなと思います。
オーストラリア東海岸エリアは、日本と同じように四季があります。
春夏秋冬がはっきりしています。
これは自分が行ったときも実感しました。夏だったんですけど、蒸し暑い感じが日本と似ていると思いました。
前にブリスベンの植木生産者と話したときも、四季があるし夏は蒸し暑くて冬はマイナスになると言ってました。
日本と気候が似ているエリアにあるバンクシアなら、無理なく育てられるのでは?ということで30年ほど前にオーストラリアからタネや枝を持ち帰り繁殖しました。
結果、今も残っているんです。
8品種に共通している特徴は?
両筑プランツショップで生産しているバンクシアに共通しているのは
- 湿度に強く、夏でも水やりを毎日しっかりやっても元気に育つ。
- 1日中日があたっても問題なし。西日があたっても元気
です。
湿度に強く、夏でも水やりを毎日しっかりやっても元気に育つ。
30年前と比べて今はものすごく暑いです。
以前は暑くて30度前後だったのが、今では35度前後、、、。
湿度ももちろんあります。
そんな中でも、両筑プランツショップのバンクシアは元気です。
毎日水やりするとか、風通しをなるだけよくする、といったことは心がけてますが、それでも気温と湿度は下げられません。
本当にコントロールするなら、湿度と気温が調整できるハウスに入れるしかないですからね。
そんなことしなくでも育つ品種を育てるのが一番です。
両筑プランツショップでバンクシアを買ったお客様がよく
「こんなに水やりして、根腐れしませんか?」と
心配で相談してくることがありますが、根腐れしないんです。
むしろ夏に水やりを控えて枯れてしまうことが多いです。
夏こそ水やりをしっかりと毎日しなければ、バンクシアも枯れてしまいます。その点注意してください。
1日中日があたっても問題なし。西日があたっても元気
実はバンクシアを買ったお客様からよく言われるのですが、
「西日があたっても大丈夫ですか?」
です。
問題ありません!
西日はダメ、というのは植物によってはダメなこともあると思いますが、バンクシアは西日があたっても全く問題なしです。
むしろ、西日にかぎらず朝から夕方までしっかり日が当たるのが理想です。
ちなみに、両筑プランツショップの畑で育っているバンクシアの日当たりはこんな感じです。
周囲に遮るものがないので、全方向から日があたります。1日中これです。
朝日から西日までしっかりとあたってます。
これがベストな環境なんです!
それに、オースラリアって日本よりも日差しが強いんですよね。あちらでは真夏はサングラスと帽子と日焼け止めは必須。もし海岸で日焼け止めを塗らずにずっと外にいるものなら、1時間以内にやけど状態になりますよ、、、。
そんな環境で元々バンクシアは育っているので、日本の日差しなんてまだ可愛い方かもしれません。
日本の夏、バンクシアは問題なく育ちます!
みなさん心配される日本の夏ですが、両筑プランツショップが生産しているバンクシアは元気に育っています。
あとは、迎えて頂いたあとに日当たりの良い場所において、水やりを毎日しっかりしてもらえたら、ちゃんと育ちます。
オーストラリアの環境に対する固定観念と、西日があたるとだめという他の植物と色々入り混じった印象のせいで、バンクシアにとって問題ない環境が見えにくくなっているのかなと思います。
私たちが育てているバンクシアは、オーストラリアから輸入してすぐに販売しているものではなくて、30年ほど前に日本に持ち帰り、それからずっと生産を続けているものです。
日本の気候で育つというのを分かった上で生産販売しています。
バンクシアを育ててみたい方、両筑プランツショップで販売している種類の中で気になるものがあったらぜひ迎えてください。
そのあと、気になることはなんでも私たちに聞いてください。
疑問点をちゃんと解消していけば、育てられる!という自信がつきます。
植物はお迎えしてからが始まり。
だからこそ、私たちが伴走できるよう購入後の相談を受けているので、活用してくださいね。
そして、両筑プランツショップでバンクシア買いたいけど、夏に買っても大丈夫なの?と不安に感じる方もいると思いますが、そんな時もぜひオンラインショップにあるチャットで相談をしてください。
ブログで大丈夫と買いていても、個別の環境だと本当に大丈夫なのかな?と不安に思う方もいるはずなので、そんな時はチャットで相談がいいですよ。
そして、両筑プランツショップはバンクシアにおすすめの
- 土
- 肥料
- 植木鉢
なども販売しています。植物を買った後に何を選んでいいかわからない!とならないよう、自分たちが実際に生産で使っているものを販売しています。
こちらも選ぶ時に迷ってしまう時は、チャットで相談してくださいね。