Denichi

こんにちは、ミクです。

今回は伝市鉢について。

両筑プランツショップをよくご覧になって頂いてるお客様はご存知かもしれませんが、ルーツポーチ以外に両筑プランツショップがオススメしている植木鉢が何種類かあります。

伝市鉢はその中の一つ。

ここ数年は、アガベや塊根植物の栽培で伝市鉢がよく使われていて、以前からはクリスマスローズの原種を育てるのにも使われているそうです(私は実際にどちらも育てたことはないですが、SNSなどで検索するとよく画像を見ますね)。

私が初めて伝市鉢を使ったのは2017年から。植物はもちろんアカシアやバンクシア、グレヴィレア、他にもヤツデやメラレウカなど色々です。

主観にはなりますけど、良さやデメリットをお話しできたらと思います。

1 伝市鉢とは?

伝市鉢、正式な名称は「市野伝市鉢」です。伝市鉢の名前の由来は、初代市野伝市さんから。

丹波焼きは、日本六古窯の一つに数えられるほど古い歴史があり、始まりは鎌倉時代と言われています。

市野さんは、古くは朝顔や菊の鉢を作られていて、愛好家の依頼でクリスマスローズの鉢を作ったりされているそうです。

詳しくは、市野伝市鉢のウェブサイトを読んでいただければと思います。→市野伝市鉢

2 伝市鉢の良さ

実際に伝市鉢を使って実感した良さは

  1. 底穴が大きく水はけと通気性が良い
  2. 鉢に程度な厚みがあるため、夏場は熱を伝えにくく冬は防寒になる

という2点が大きいです。え、それくらい?と思われるでしょうけど、実際にこの2点をカバーできる植木鉢って少ないんです。

「底穴が大きく水はけと通気性が良い」

底穴がどれくらい大きいかというと、直径12cmの伝市鉢で底穴の直径は4cm。

通常の植木鉢なら1cm、大きくても2cmくらい。これだけ大きければ水が抜けやすいし通気性も良くなります。

他の陶器製の植木鉢でも、ここまで底穴を大きくしているのはなかなか見当たりませんね。

 

「鉢に適度が厚みがあるため、夏場は熱を伝えにくく冬は防寒になる」

ちゃんと土の温度を測ってないので実感にはなりますが、夏場に伝市鉢の表面温度を測った時、昼間は40度を越えることがありました。こんなに熱くなって大丈夫なのかな、、、と心配だったんですけど、赤外線の温度計で内側の表面温度を測ると、30度半ばくらい。プラ鉢は鉢の表面と内側があまり差がありませんでした。

これについてはブログを書いているので詳しくはこちらで。→植木鉢の種類別に表面の温度を測ってみました 真夏編

真冬も、鉢の厚みのおかげで土が凍らずに適度に保温できています。これも、真冬に温度を測ってみたいと思っていますが、2年くらい伝市鉢で育ててみて、冬場も植物が寒さで調子が悪くなることはないです。

3 伝市鉢を使うデメリット

なんでもそうなのですが、メリットもあればデメリットもあります。

  1. 落としたら割れる
  2. 底穴が大きいので、土が流れ出て汚れやすい

 

「落としたら割れる」

そんなの当たり前だろ!とツッコミを入れらるのはわかります。陶器だから割れるのは当たり前です。

気をつけて扱わないと、パリーン!!と割れます。実際に私は不注意で落として割ってます。

割れると本当にショックです。気に入っている植木鉢ほど、、、、。

それを避けたくて、ルーツポーチにされるお客様いるのも事実。割れない植木鉢って、陶器では難しいですからね、、、。

「底穴が大きいので、土が流れ出て汚れやすい」

穴を大きくすれば、それだけ土が出ている部分が増えるので、水やりのたびに細かい土の成分が流れていきます。なので、置いている棚や地面が汚れてしまうのは事実です。

両筑プランツショップで販売している伝市鉢には、おまけで底穴のネットと底穴の大きさに合わせて切った不織布をつけています。ネットだけだと細かい成分が流れてしまいますが、不織布をさらに敷いておけば、だいぶ良くなります。

これも通気性と排水性を追求した結果なので、仕方ないといえばそうなのですが、、、。

4 伝市鉢で育てるのにオススメの植物

伝市鉢ですが、特定の植物を育てるための植木鉢ではないので、本当にどんな植物でも育てられます。

通気性と排水性が良いから、メラレウカ、アカシア、ユーカリってどーなの?と思われるでしょうが、実際問題ありません!むしろそのおかげで根が変に詰まらずキレイに伸びます。

他にもアジサイやモミジなんかも、調子良くなります。

要は、どんな植物でも元気に育つんです。

その中でも一番おすすめなのはバンクシア!

 

ヘアピンバンクシア も

ヒースバンクシアも

シルバーバンクシア も伝市鉢で育てると蒸れに強くなるし、新芽もどんどん出てきます。

 

バンクシア はルーツポーチで育てている方が多いと思いますが、ルーツポーチ以外でオススメの植木鉢を聞かれたら、伝市鉢と断言できるくらい両筑プランツショップは強力にオススメしています。

 

伝市鉢にバンクシアを植えて育てると、蒸れにくくなるし剪定後の新芽の伸びも良くなります。これまで数種類のバンクシアを伝市鉢で育ててみて、これは本当に実感したことです。

両筑プランツショップでは、伝市鉢と植物を一緒に買っていただいて、「植え替え希望」と備考欄に書いていただけたら、植え替えて発送しています。ぜひご利用ください!

植物はこちらから→植物

伝市鉢はこちらから。今在庫があるサイズは5号、6号、7号(トルコブルーのみ)→伝市鉢

そして、伝市鉢に植え替えて販売している植物もありますよ。

[会員限定]バンクシア バースデイキャンドル 伝市鉢入り(φ12cm)

シジギウム サザンライト 伝市鉢入り( φ18cm)

コーストバンクシア プロストラータ 伝市鉢植え(φ15cm)

ドドナエア ホップブッシュプルプレア 伝市鉢 丸型5号

伝市鉢で育てているので、植え替えの手間がありませんよ。そして植物も伝市鉢のおかげで元気いっぱいな状態なのでオススメです!

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