セイラです。
前回の某番組の話の続きで、バンクシアの剪定についてです。
バンクシアに剪定は必須?
バンクシアはあまり剪定が必要ではないと言われていましたが、私は逆だと思っています。
なぜなら、両筑のバンクシアは剪定をして形を作りながら育てているからです。
もちろん品種にもよりますが、
- コーストバンクシア
- ヘアピンバンクシア
- ヒースバンクシア
- アエムラ
- シルバーバンクシア
などは日頃から剪定が必要です。スワンプバンクシアの場合も剪定は必要ですが、葉っぱが大きいので他とは比べて剪定の回数が少なくなります。
バンクシアの剪定は年間を通して何回くらい?
成長速度や、バンクシアの健康状態にもよりますが年間の剪定回数は多くて回5〜6回、少なくて3〜4回になります。植物の生産をしていてそれくらいなので、実際に一般の方がバンクシアを育てる場合は、回数は多少減ってくるとは思います。
それでも、しなくてもいいですよ〜とは言えません!
なぜバンクシアの剪定が必要?
では、なぜ剪定をしなければならないのか⁉︎と聞かれればいつも答えるのが、樹形を良くするためです。
バンクシアに限らず、剪定をしないまま伸ばし続けると樹形はよくなりません。
幹は細くてフラフラだし、枝や葉も少なくて頼りない感じです。そんな状態で育てても、いいことはありません。
では、剪定をしないとどうなるのか比べてみましょう。画像を見るとわかりやすいです!
この二つは同じくらいの年齢のコーストバンクシア セイラです。
片方は一本でヒョロっとしていて、もう片方は枝数も多く幹もしっかりしています。
剪定=勿体ないなどマイナスのイメージを持たれる方がいますが、私としては剪定をしないほうが勿体ない!と思っています。
最初、購入されたとき、どんなに良い植物でも剪定しないまま伸ばし続けると、枝が増えず葉っぱも減り、スカスカとした樹形になります。
これを見ていると、このまま大きくなってもいいことがない感じがしますよね、、、。
剪定をする事でもちろん形以外のメリットが生まれます。
幹がしっかりと太くなることで強風、台風の影響で枝を折れにくくする事ができます!
日本は毎年台風がきます(最近は台風の影響を受ける地域が増えてますし、、、)。
両筑も毎年台風がくるので風で枝が折れたりは経験済みですが、その年に剪定をせず伸ばしていた枝は必ずと言っていいほど折れています。
上の形のように育ったバンクシアは、幹がしっかりしていて枝葉のバランスも良いので、強風で折れにくいです、全く折れないことはありませんが、、、。
今回の話をまとめると
*バンクシアは基本、剪定が必要
*剪定回数は年に5〜6回、少なくても3〜4回
*大きく高く樹形を作るよりも、強風や台風に強い樹形をつくることが大事です。
あと、剪定をすることで根も伸びます。
伸びることで地面にしっかりと根付いて支柱もいらず、とてもしっかりしてきますので剪定は絶対です!苦手意識を持つ方もいますが、何度もチャレンジすることで身につくので、是非頑張りましょう。
わからない時はLINEやチャットで相談を受けてますので、どんなところを切っていいのかわからない、いつやっていいのかわからない、など相談してください!