こんにちは、両筑プランツショップです。

近年、日本でもオーストラリア原産の植物(オージープランツ)を育てる方が増えています。ユーカリ、メラレウカ、グレヴィレア、バンクシアなど、個性的で美しい品種が注目を集めています。

グレヴィレアムーンライト

アカシアヴェスティタ

しかし、こうしたオーストラリア植物を育てる際に多い悩みが、

  • 新芽が思うように伸びない
  • 葉が黄色くなる
  • 花がなかなか咲かない

という症状です。これらの原因は、実は肥料の選び方にあることが多いです。

 

🌱 市販の化成肥料ではどうなる?

日本で手に入る一般的な化成肥料は、窒素・リン酸・カリウムが豊富に含まれています。家庭菜園や観葉植物には効果的ですが、オーストラリア植物には過剰になりがちです。

実際に、当店にご相談に来られたお客様から、こんなお話がありました。

「専用肥料はちょっと高いので、市販の化成肥料を与えています。しばらくはなんとか育っていましたが、最近は新芽がほとんど出なくなり、一度も花が咲いたことがありません。」

このケースは珍しくありません。植物自体は枯れないので「問題ないかな」と思いがちですが、土の中では根が負担を抱えています。過剰な栄養が蓄積されると、花芽をつくる力が失われていきます。ヒースバンクシア

 

🌿 専用肥料を使ったときの変化

レモンの花

ここで少し、オーストラリア植物とは異なりますが、私自身の柑橘類の栽培経験をお話しします。

私もフィンガーライムやレモンを育て始めた頃は、市販の一般的な肥料で十分だと考えていました。

しかし、冬を越した株は葉が黄緑色になり、春になって枝先もスカスカで新芽も花芽もわずかでした。

そこで柑橘用の専用肥料を規定量施したところ、約2週間で以下の変化が起きました。

  • 葉が鮮やかな緑に戻る
  • 新芽が次々と伸びる
  • 花芽がこれまでの3倍以上つく

「肥料ひとつでここまで違うのか」と実感した体験です。

一般的な肥料を使っていて、レモンとフィンガーライムが枯れていたわけではなく、「なんとなく生きているし、そのうち育つだろう…」と思って使い続けていました。でも専用肥料に切り替えると、びっくりするような成長の差が出たんです。

この経験から、「専用肥料は植物の特性に合わせて作られているから、見違えるほど効果が出るんだ」と強く感じました。フィンガーライムの花

 

🌱 なぜ専用肥料が必要なのか?

話をオーストラリア植物に戻します。

オーストラリアの土壌は何百万年もかけて栄養分が流れ出し、窒素やリン酸が極端に少ない状態です。そのため、オーストラリア植物は少ない養分でも成長できる性質を持っています。

日本の市販肥料を使うと、

  • 根が窒素過多で傷む
  • 葉の色が薄くなる
  • 花芽が形成されない
  • リン酸過剰で根が弱る

などの不調が起こります。

オーストラリア植物専用肥料は、

  • リン酸を抑えた配合
  • 鉄・亜鉛・マンガンなどの微量要素を補う
  • ゆっくり吸収される設計

になっており、花芽や新芽を支える理想的なバランスです。

 

🌿 お客様の事例に学ぶ

先ほどの相談者様は、最初の2年間は「葉も出るし問題ない」と感じていたそうです。ですが3年目から新芽が出ず、花芽も全く見られなくなりました。

「枯れないから大丈夫」と思いがちですが、合わない肥料を続けると植物は少しずつ花を咲かせる力を失います。

その後、専用肥料に切り替えたところ、約3か月で葉色が回復し、翌年には花芽も復活しました。

 

🌼 よくある質問(Q&A)

Q. 市販の化成肥料ではだめですか?

A. 市販の化成肥料を使うと、リン酸が多く含まれているため、オーストラリア植物の根を傷めやすくなります。また、オーストラリア植物に必要な微量要素のバランスも合っていません。結果的に新芽や花芽が出にくくなり、株が弱ってしまいます。

Q. 専用肥料はいつ与えたらいいですか?

A. 生育期が始まる春と、花芽形成のタイミングがベストです。少量をこまめに与えることで安定した効果が続きます。秋冬の植物の活動が落ち着いている時期に施すのもOKです。春からの新芽や花芽の伸びが良くなります。

Q. 値段が高いのが気になります。

A. 一袋で複数回施肥できるため、長期的に考えるとコストパフォーマンスは決して悪くありません。何より、花や実がきちんと楽しめる価値は大きいと思います。

また、価格についてはメーカーに委託して製造していることや、最近のパッケージ代・肥料の原材料費の高騰も影響しています。どうしても価格を維持するのが難しい状況です。

ただ、リピートしていただきやすいよう、5kg入りは会員登録いただくと割引価格をご用意しています。

肥料

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🌿 まとめ

「なんだか調子が悪い」「花が咲かない」と感じたら、肥料の見直しが第一歩です。

オーストラリア植物専用肥料は、

  • 健康な根の維持
  • 葉色の回復
  • 花芽・実の形成

を支える重要な役割があります。

「ただ枯れないだけ」でなく、オージープランツ本来の美しさや収穫を楽しむために、ぜひ一度試してみてください。

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