こんにちは、両筑プランツショップ ミクです。

最近Instagramのストーリーでアンケートをとりました。

「アカシアは大きいサイズで買いたいですか?」

実は、りょうちくにも時々問い合わせがあります。

「アカシアで2m以上のものありますか?」「大きいアカシアが欲しいんだけど」

と聞かれますが、全て「ありません」と回答しています。大きくても1mちょっとくらいです。

りょうちくが、アカシアを大きくして販売しない理由は主に2つ。

1 生長がはやい=大きくなればなるほど管理が大変

日本で主に流通しているアカシアは、生長が早いものが多いです。有名どころだと

  • ギンヨウアカシア
  • パールアカシア
  • アカシア フロリブンダ
  • アカシア ブルーブッシュ
  • アカシア スペクタビリス
  • アカシア デアネイ

などです。

他の品種でも縦には伸びないけれど、幅がすぐに広がったりするものもあります。スイートワトルはそうですね。

例えば、生長が早い品種を2mくらいで植えると、見栄えはいいと思いますがそこから剪定をして高さを抑えたり、樹勢をコントロールするのは労力を取られます。剪定をしなかったために、幹に比例せず枝が伸びすぎて、風に煽られて折れたり倒れたり、ということもあります。

下の画像は見本庭園にあった銀葉アカシア。花が咲いて見事ですが自分たちがコントロールできる範疇を超えている感じがあります、、、。ここまでなると、剪定はプロに頼むしかなくなります。

大きいと花もたくさん咲いて見応えありますが、この後何もしないとぐんぐん伸びていくわけで、、、

 

育て始めが1m以内であれば、サイズは小さいですし、そこから剪定をして樹勢を抑えて形を保ちつつ、幹を太くさせながら生長させる方法もあります。画像のサイズくらいから育て始めると、剪定もしやすいです。1m以下でスタートすれば、管理がしやすくまだ対処できます

 

見た目を取れば最初から大きい方がいいと思いますが、りょうちくは見た目よりも植物と長くかつ上手く付き合っていくことが大切なので、大きなものは生産しないと決めています。

 

2 寿命が短い=楽しめる期間に限りがある

アカシアですが、比較的短命な植物と言われています。10~20年くらいが平均的な寿命で、早いものだと10年以内で枯れてしまうことがあります。品種によっては200~300年生きるものもあります。(こちらのサイトを参考にしました。)

日本で流通している品種は、短命なものが多いです。生長の早さとも比例しているように感じます。簡単に品種をリストアップすると

寿命が10~20年ほどの代表的な品種は

  • ギンヨウアカシア
  • パールアカシア
  • アカシア フロリブンダ
  • アカシア ブルーブッシュ
  • アカシア スペクタビリス
  • スイートワトル

などです。状態によっては(剪定を全くしてない、枝が茂りすぎている、害虫がついて弱っているなど)寿命が短くなることもあります。

ちなみに、短命さを感じたのは、、、、

  • ギンヨウアカシア(見本庭園にあった。剪定をしばらくしなかったら枝が伸びすぎて強風で倒れた)
  • アカシア スペクタビリス(自宅で育てていたが、こちらも剪定忘れで枝が伸びすぎて強風で幹が折れて倒れた)
  • アカシア ブルーブッシュ (自宅で育てていたが、剪定忘れで枝が伸びすぎて強風で根元から倒れた)
  • パールアカシア(お客様の自宅で8年ほど育てていたが、そこで生長がとまり、剪定をしたあとに一気に枯れた)

でした。

どれにも言えることですが、剪定をしなかったために、枝が伸びすぎ茂りすぎで倒れてしまうことが多いです。見事な花を咲かせたブルーブッシュですが、剪定を怠って根元から倒れました、、、

このブルーブッシュ 、見事な花を咲かせましたが剪定をしなかったため、根元から倒れて死にました、、、。画像を見てもわかりますが、幹と比べると枝が多すぎるし伸びすぎてしまっています。

アカシアですが、オーストラリアでは肥料木と呼ばれていて、木が倒れると土の上で腐葉土になるそうで、伸びが早いのも理由があるんですね。自然ではそのサイクルが出来上がってますが、ガーデニングでアカシアを育てるなら、そういうわけにもいかないですよね、、、。自分の家の庭に植えて、バッタリ倒れられるのも怖いですし。

結論として、アカシアを長く楽しむには

  1. 毎年必ず剪定をして、風に煽られにくくすることと、幹を太くすること。

  2. 地植えをすると生長スピードが早まるので、鉢植えで育てる。地植えをする場合はしつこいですが剪定を必ず毎年する。

が大事になります。

あとは、購入を考えているアカシアの寿命や育てやすさ(剪定の頻度や生長スピード)を前もって知ることも大事です。気になることは、いつでもLINE@ryochikudpやメールでご相談ください。

オンラインショップでアカシアを販売していますが、気になることは買う前にどんどん聞いてください。その方が購入後にしまった!と思うことも減りますし、性質を理解して購入してもらうほうが、育てていく上で苦になりません。

アカシアとうまく長く付き合っていくためにも、私たちの知識やノウハウがお役に立てればと思います!

 

 

 

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