アカシア・ブルーブッシュの葉が変色?そんな時のチェック方法

アカシア・ブルーブッシュの葉色がいつもよりくすんで見えると、「病気?」「虫?」と心配になることがあります。まずは落ち着いて、虫 → 根 → 水やり(環境)の順に原因を確認していくことが大切です。ここでは、両筑プランツショップで実際に行っているチェック手順と、回復をサポートするケア方法を紹介します。

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葉色の変化に気づいたら、まずは落ち着いて原因を絞り込みましょう。

① 虫がいないか確認(まずは見た目チェック)

最初に確認したいのは虫害の有無です。特にコガネムシの幼虫が根に入ると、株が急に弱ることがあります。幹を軽く持って、ぐらつきがないかをチェックしましょう。今回のケースでは、幹がしっかりしており虫の可能性は低めでした。acacia-bluebush-leaves-closeup.jpg

葉先の色あせや縁の変色は、過湿や栄養バランスの乱れでも起こります。

② 根の状態をチェック

虫の可能性が低い場合は、次に根の状態を確認します。鉢からそっと抜き、根の色・密度・匂いをチェック。健康な根は白〜淡褐色で、土はボロボロ崩れすぎません。黒ずみや悪臭がある場合は根腐れのサインです。

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根が健全なら、同じ鉢に戻して養生して構いません。

今回のブルーブッシュは根がしっかりしており、土の状態も良かったため、そのまま同じ鉢に戻して様子を見ることにしました。

用土は通気性と排水性の良いものを使うと、根が健全に保ちやすくなります。

③ 栄養補給で回復をサポート

植え戻した後は、株に負担をかけない範囲で回復をサポートします。

  • オーストラリア植物専用肥料を少量、表面に施肥
  • 発根促進剤(発根力)を希釈して水やり
  • 仕上げに活力液で微量要素を補給(今回はリンクなしで触れるのみ)

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肥料は与えすぎないことが重要です。少量から始め、株の反応を見て調整しましょう。

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根が弱っているときは「発根促進」から。希釈倍率はラベルを守ってください。

④ 水やりを見直す

枯れ枝が少しあっても、新芽が動いている枝がある場合は夏バテや過湿の可能性が高いです。表土が乾いてからたっぷり与えるサイクルに切り替え、受け皿の水を残さないようにしましょう。acacia-bluebush-hakkonryoku-liquid.jpg

「乾いてからたっぷり」という基本に戻すことで、根の呼吸が整います。

⑤ 焦らず“時間”を味方に

環境が整うと、回復は新芽から徐々に現れてきます。切り戻しは、新芽の動きが安定してから行うと安心です。まずは2〜3週間の観察期間を設けましょう。

 

💡まとめ

  • 変色に気づいたら虫 → 根 → 水の順でチェック
  • 根が健康なら専用肥料+発根促進でサポート
  • 水やりは「乾いてからたっぷり」。受け皿の水は残さない

 

オーストラリア植物専用肥料
オーストラリア植物専用肥料 ブルーブッシュを含むオーストラリア植物向けに配合。リン酸過多のダメージを避けつつ、葉色と新梢の伸びを安定させます。
使いどころ:根が健全で、栄養の立ち上げ・維持をしたいときの基本施肥。
発根力(発根促進剤) 発根力新弱った株の立ち上がりに最適。根の新陳代謝を高め、回復の初速を上げる目的で使用します。
使いどころ:植え戻し直後や夏バテ後の回復期。まずは規定倍率で少量から。
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LINEで相談する 当店は生産〜販売まで自社一貫。見た目の変化=即トラブルとは限りません。状態に合わせて最適なケアをご案内します。

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