こんにちは、両筑プランツショップです。
地植えする際に、毎回説明させて頂いてる水鉢。これまで外部のサイトを案内していましたが、リョウチクの植物で水鉢を作っているもので説明を作った方が良いかな、、、と思い、今回書いてみました。
両筑プランツショップで植物を買って、地植えしようかな、と思っている方はぜひ参考にしてください。
水鉢の役割
まず、なぜ水鉢を作らないといけないのかな?と思いますよね。
水鉢を作る目的は
地植えした後に、水をしっかりと土の中に浸透させること
です。そんなのなくても、土は水に入るでしょ?と思われるかもしれませんが、水鉢があるのとないのとでは全く違ってきます。そして
「地植えすれば、鉢植えの時よりも水は乾かないでしょ?」と思う人は多いと思います。
いずれはそうなるかもしれません。でも植えてから2−3年は根が土の中にしっかりと伸びていないので、表面だけ湿っても根が水を吸い取ることができません。
水をあげるならしっかりと土の中に浸透させて、根が水をしっかりと吸えるようにしないとダメです。
水鉢は、地植えした植物を水切れさせないには、大事なものなのです。
では、これから作り方の説明をします!
1 基礎作り
植物を植えた後に、根元に土を集め山を作っていきます。
イメージとしては、富士山を作っていくような感じで。掘ったときの土を盛ってみて、足りなかったら周辺から集めてください。土を寄せたら、スコップでしっかりと固めてください。固め方が足りないと、水やりをしたときに穴が空いて水が漏れていきます。
2 土手を作っていく
根元の土を外側に寄せていきます。
赤い線のように、根元が見えるように土を外側に寄せつつ、固めていきます。
この水鉢は、植物自体が大きいので結構厚みを持たせて土手を作っています。水やりのたびに削れていくので。
外側の土手は、スコップでしっかりと固めていきます。
3 水を土手の内側に貯める
土手を固めたら、内側に水を入れていきます。
水やりをするときは、ホースを土手の内側に入れてあげてください。最初は土から空気がどんどん出てくると思いますが、気にせずにあげます。
水は土手のふちまで入れます。土手が崩れたら、固められてないので水が引いた後にスコップで固めれば大丈夫です。
赤い線で囲ったところくらいまで、必ず入れます。
水が引くと、土手の内側に穴が空いているところができると思いますが、土を入れて埋めれば大丈夫です!
植えたときは、水が引いたらまた内側に入れると2−3回くらい返しておく方が、空気が抜けてできた穴も埋められるし、水が土に浸透して後で固まり、植物が倒れにくくなります。
4 水鉢の完成
水鉢ができたら、あとは毎日水やりをしてください。水やりを続けることで、土に水がしっかりと浸透した状態になります。こんな感じです。
土手は当初より小さくなってますが、何度も水やりをしていたので内側は土が水に馴染んだ状態になります。
水鉢ですが、植えてちょっとしたら崩す方がいますが、私たちは2−3年は水鉢をキープするのをお勧めしています。
地植えしたら水やりをあまりしなくて大丈夫!と思う方もいますが、根がしっかりと伸びて土中で安定しない限りは、水切れして枯れてしまいます。
安心せずに2−3年は水切れに注意してください。植物の生長にもよりますが、気をつけておいたほうがせっかく植えたのに枯れた、、、という悲しい結果にならずに済むと思います。
それと、地植えした際に表面をバークチップや小石で覆う方がいらっしゃいますが、リョウチクとしてはお勧めしないです。
土の渇き具合が見えにくいので、水やりの回数が減ってしまって、水切れしやすくなります。どうしても覆いたい方は、その辺りのリスクを考慮しておいてください。
5 最後に
地植えするなら水鉢を作ってください!と相談に来たお客様に案内しています。
見た目が微妙とかあるかもしれませんが、作らないと水やりをしても土の中に浸透しにくく、枯れてしまうことがあります。
植物にこれからも元気で育ってほしい!と思うなら、地植えの時には水鉢を作ってください。
両筑プランツショップで購入した植物を、これから地植えしたいけど、色々と大丈夫かな、、と不安なときはぜひ相談を。LINEとオンラインショップのチャットで気軽にできます。